頚椎のアジャスト 例


○ここでは頚推のアジャストメントを実際の例で説明します。
 頚椎は全体に右凸に側湾(ラテラリティー)し同時に右の関節突起が後方変位(左口−テーション)しています。
 身体全体も大きく左に傾いていて(右に凸湾していて)右からのアジャストになることを思い出してください。

○仰臥位の検査によりC7、C2の右関節突起に後方変位と圧痛がありました。
 伏臥位ではC 7、2、1で側方変位があり、C 7、2の右TPには圧痛もありました。
 大後頭直筋の左に硬結があり、胸鎖乳突筋の緊張は右側にありました。
 この時点で頚椎はC 7、2の辺りを支点に右凸で左に傾いていて、
 同時にPT.の回旋も伴っていることが分かります。
 後頭骨は左に傾き、C1も変位が強い事が分かります。

○頭蓋の検査では左の咬筋と顎関節に圧痛がありました。この患者さんは左の顎に負担が出ています。
 アジャストによってどう変化するかを診ます。

○これらの検査結果から治療のポイン'卜はC7,C2,C1に絞れてきます。
 この場合頚はC7とC2,C1を支点に左に傾いていることになります。つまり右凸の側湾です。

1Ptは伏臥位で顔だけ右に向いてもらいます。無理なく向ける範囲で結構です。
 奥歯を軽く咬んでいてもらいます。口を開けていてはいけません。
 施術者はPtの頚椎の右横に立ちます。

2上方手(この場合右手)を大きくD1〜C1にかけてコンタクトします。
 この時C 7,C 2,C1の硬さを感じること。

3下方手(この場合左手)はD3SPにコンタクト。(D3にロックがあったとします。)

4D3を大きくR−Lに揺動します。

5上方手は類推を揺動します。そしてCCWにトルクをかけ、こねるように揺動します。
 力の配分は下方手7、上方手3です。下部頚椎はD1と一緒に治療すると効果的です。
 まずD1にテンションをかけ揺動します。D1とC7が緩んでくるまでソフトに揺動します。
 トルクによってDiの後方変位を治療していきます。

6D1、C7が緩んできたら力の配分を変えていきます。
 充分に可動性がついたら次にC2を治療し次にC1を治療します。
 トルクをかける時にOCC、乳様突起に触れないように注意してください。この間コンタクトハンドは、
 いちいちコンタクトし直すことなくテンションのみ変えて行きアジャストしていくのが理想的です。
 慣れないうちはコンタクトを変えても良いので丁寧に確実にアジャストすることを重視してください。

7顔をゆっくりと元に戻してもらいます。サッと早く戻す患者さんが多いです。
 アジャスト直後に急回旋することは頚椎に良くありません。頚に症状のある人には特に注意が必要です。
 「顔をゆっくり、ゆっくり戻してください。」と充分に注意を促します。

8患者さんの頭方に移動しもうー度、頚椎の伏臥位検査をします。アジャストの効果を確認します。
 充分に可動性がついているか、圧痛が解消しているかを確認します。
 可動性のついていない頚椎があれば確認します。次に説明する頚椎のアジャストに進みます。

トップへ
トップへ
戻る
戻る